警備員のバイトには、どのくらいの期間で慣れるものでしょうか。
最初の頃は不安が大きい仕事ですが、けっこう早く慣れます。
ただし、現場によって難易度が違うので、経験の少ない仕事にはなかなか慣れません。
雑踏警備(交通誘導)を例にして、そのあたりのことをご説明します。
10回くらいで不安がなくなってくる
警備員の仕事は、それほど難しいものではありません。
最初の頃は、車や人をどのように誘導するのか心配が尽きないものです。
雑踏警備(交通誘導)の場合、警備する道路によって状況が変わるからです。
ただし、やることはワンパターンのものが多く、文字通り旗を振っているだけの現場もけっこう多いです。難しい現場はそれほどありません。
10回ほど勤務をすれば、不安を感じなくなります。
新しい現場になると「大丈夫か?」と感じますが、10回くらいで難しい仕事ではないとわかってきます。
リーダーの指示にしたがって、単純な仕事をするだけだとわかってきます。
難しい現場は経験しないと慣れない
ただし、例外的に難しい現場もあります。
難しい現場の例は、両端を目視できないような道の片側交差通行です。
無線で連絡を取りながら、誘導することになります。ドライバーも見通しがきかないので、誘導に失敗すると大事故につながります。
警備のバイトを1年間やったとしても、そのような現場を担当しないかも知れません。
となると、長期間バイトをしたところで、難易度の高い未知の現場は慣れないです。
そのような現場も含めて警備の仕事に慣れるのは、年単位の経験があってベテランになる必要があります。
暇に慣れるのは?
警備員の仕事は暇なケースがほとんどです。
ボーっと何時間も立ちっぱなしというのがザラにあります。
そのため、暇であることに慣れる必要があります。
最初の頃は、暇であることに面食らって、すぐに仕事を辞める人もいます。
私が警備員をしていた頃、一緒にはじめた40歳くらいの人がいました。
その人は看板を作るクリエイティブ系の仕事をしていましたが、食えなくなって警備のバイトに応募したそうです。
しかし、法定研修を終えて現場に出たときに、あまりに暇であることに唖然としてその1日で仕事を辞めました。
そういう人はけっこういます。
私も最初は暇であることが辛かったですが、2ヶ月くらいで不思議と慣れました。20回くらいの勤務をすると、暇にも慣れてきます。
警備員のバイトをしたら、とりあえず20回勤務をこなしてみてください。