最近、女性や高齢者の警備員を見かけることが増えました。
これから警備員のバイトに応募しようか迷っている女性・高齢者の方は、「自分でも警備のバイトが可能なのか?」と不安かも知れません。
警備員のバイトの実際のところを解説します。
施設警備なら体力はそれほど消耗しない
警備員の仕事が2種類あることについては、以下のページで解説しています。
簡単に言えば、商業施設で巡回する仕事、道路で旗振りする仕事。この2つに分かれます。
施設警備であれば、体力的な面では女性や高齢者でもほとんど問題はありません。施設内の巡回となり、気温の影響をあまり受けないからです。
ただし、施設警備の仕事内容によっては、誰もいない深夜の施設を独りで巡回警備することになります。女性には向いていないかも知れません。
また対人トラブルが多い一部施設では、若い男性警備が求められます。
逆に、一部の商業施設ではイメージ的に女性警備員が求められることがあります。
トータルでは、高齢者の施設警備員は非常によく見かけますが、女性の警備員はあまり見かけません。
雑踏警備(交通誘導)は多少の体力は求められる
雑踏警備の仕事は、道路工事の場所で、車両や歩行者を誘導します。(道路工事をするときには、警備を付けることが義務付けられています)
仕事内容によっては、花火等のイベント場所で歩行者を誘導することもあります。
これといった重労働ではありません。女性でも高齢者でも問題なくできる仕事です。
ただし、仕事中は立ちっぱなしとなりますので、それに耐えられることが大前提です。(休憩はあります)
しかも、外での仕事となりますので、真夏や真冬といった季節になると体力を消耗します。
仕事をする地域差も大きいです。同じ冬でも、北海道と沖縄では気温が大きく違うからです。お住いの地域の気候を考慮して、「外で立ちっぱなしができるか?」を考えてみてください。
それでも、実際のところ、女性や高齢者の人でも雑踏警備をやっています。体力に多少の自信があれば大丈夫だと思います。
まずは穏やかな気候のときに雑踏警備を経験して、自分の適正を試してはいかがでしょうか。
男だらけの職場で女性は辛くないか
警備の仕事は完全に男社会です。警備バイトのほとんどが男性です。
一般に都市部ほど多様な仕事がありますので、あえて警備の仕事をする女性は少なくなります。
地方では他に仕事がないこともあり、女性の警備員は珍しくありません。
ほとんどの警備の職場は、男性が圧倒的に多くなります。
女性が働くのは不便もありますが、珍しい女性警備員は職場の中で大切にされる傾向があります。
あとは性格によります。男社会の中で紅一点だったりしたときに、それが平気な女性と、その環境が苦手な女性に分かれるでしょう。
警備バイトを考えている女性の方は、面接のときに女性警備員の数について尋ねてみてください。
現場に出て仕事をするときには、数人のチームで1つの現場を受け持つことになります。男社会と言っても、「男性3人、女性1人」みたいな割合ですから、それほど気にならないはずです。